絶対音感について
絶対音感・・
音高を音名で言い当てる能力。
3歳~5歳くらいの間に意識的に訓練するとかなりの確率で身につけることができる。(Wikipedia引用)
ずばり、ないよりもあったほうがいいと思います。
わたしも絶対音感があるほうですが、得していることがあるようです。
それは、
1.耳で聴いた曲を楽譜なしでそれなりに演奏できる。
2.わりと簡単に移調演奏ができる。
3.歌をうたっていて音程がはずれることがあまりない。
4.音大の入試で必ず行われる聴音テストであまり苦労しなかった。
楽譜にとらわれないので、演奏技術や表現力が上がればもっと自由に演奏でき、勇気があれば、他の楽器とのセッションに飛び入り参加もできます。
ただ、絶対音感のある子どもは読譜を面倒がる傾向があるようです。
これはレッスンでしっかりと読んでもらうしかありません。
それから、移動ドで歌うと(調によってドの位置がかわる)気持ち悪く感じますが、読譜ができる子なら、歌えないことはありませんし、ピアノの楽譜の読譜は固定ドですから、ピアノを弾くぶんには全く支障をきたすことはありません。
絶対音感をつける訓練は、きっと子どもにはただ歌っているとしか感じられないくらいのものです。
また、歌をうたうのが好きな子ほど身につきやすいようです。
テストもあり、厳しくやっている教室もあると聞きますが、わたしは賛成しません。
そこまでして絶対音感が必要だとは感じられないからです。
絶対音感があるだけでは演奏は上達しません。
絶対音感がなくても音楽は十分楽しめます。
ただ、ないよりもあったほうが少し都合がいいということです。